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ZOOM -  ―おばあちゃんが教えてくれる幸せに生きるための知恵―
99歳 ちりつもばあちゃんの幸せになるふりかけ
-ポッと明るく もっと楽しく 暮らしの知恵をお福分け-たなか とも 著
  ISBN978-4-88043-432-2 C0095
   定価(本体1000円+税)


定価(1000円+税)
総頁数184頁・並製
家事に、仕事に、子育てに、人づきあいに、心が折れそうになった時、やさしくはんなり語りかけてくれる「ちりつもばあちゃん」の幸せになるふりかけ。

「心折れたら、体動かし。からだ折れたら、しっかり寝よし」
「覚悟決めたら 道はぜったいひらけるもんやねん」 
「答えの見つからんもん 探しなさんな」
「ぜ〜んぶついでや。生きてるついでや」  
などなど。

こんなさりげないひとことに何故か、ぽつと心にあかりがともり、ほっと心が軽くなるおばあちゃんの言葉の魔法のふりかけ。

99歳で大往生した大正生まれのおばあちゃんから、子守歌がわりに聞いた様々な教え。そのひとことひとことをおばあちゃん子だった著者が愛惜を込めて拾い集め、京都弁でつづった、心にやさしく響く物語の数々。

読者の声

『何かとっても心あたたかく、一言一言が心にしみ入るようでした。ちょっとした心がけ等、
学びがたくさんあり、手元に置いて何度も読みたい。めぐりあえてよかったです。』女性58歳

『すばらしい内容でした。ふつうの主婦であって人生の達人、知恵のかたまり。この祖母の教えを書いて伝えてくださった著者に心から御礼申し上げます」女性65歳

『すごくすごく感動しました!一つ一つの言葉が心に重く響いて、涙を流しながらよみました。厳しい時代を生き抜いてこられた女性の強さ、優しさ、すごみを感じました。私もこれからは、この言葉を胸に大切に命をけずっていきたいと思います。ありがとうございます』女性36歳

『すみからすみまで、全く無駄のない言葉で埋めつくされています。多世代の関わり合い方を、家庭と学校のあり方の一端をさりげなくおばあちゃんの言葉で表現されています。多くの人に読ませたいです。』71歳男性

『この本を読んでいたら、昔母が言っていた事がいっぱいありました。昔の人はとても良いことを教えてくれました。』女性77歳

『心がほわーんとあたたかくなり、家仕事をていねいにしてみようと思いました。おばあちゃんの声が聞こえてきそうな文体もよかった!』女性57歳

『すっごくためになります。知恵がいっぱいつまってて、あーそうなんだぁ、こうすればいいのかぁっていっぱい勉強になりました。おばあちゃんが大好きな私にってよかったぁ。この本買ってすぐに読んでしましました』女性57歳

『すごくかわいいタイトルにひかれて手に取りました。読んでいたら人生を上手に楽しくたくましく乗り越えられるヒントがいっぱいで、辛いときにはともさんのおばあちゃんのこと思い出そうっておもたほど。この時代だから、一家に一冊あったら素敵ですね』女性30歳

『いい本に出会えた。そう思いながらページをそっとめくっていきました。つらい時も、嬉しい時も悲しい時も、沢山の宝がこの本によってまた増えたとおもいました。ありがとうございました』女性75歳

『最初から引き込まれ、感動しました。こんなにすてきなおばあちゃん、うちのおばあちゃんも同じような精神を持っているし、私も子どもの時からおばあちゃん子なので、共感がたくさんありました。もっと家族のそばにいなきゃなーとよく思います。プレゼントしたくなる本です』女性

『“人”として忘れてはならないものが、ぎっしりと詰まった本でした。この本に登場するおばあちゃんは、この本を通してたくさんの人に幸せを与えてくれてます」女性47歳

著者紹介:たなか とも

両親が共働きだったため祖父母に育てられる。大学で老人福祉・乳幼児教育を学ぶ。3人の祖父母の看護と看取りを経験する。祖母の遺言『よろこびなさい』の真意を多くの人に伝えようと執筆活動を開始。夫と2人の子どもと京都に在住。


もくじ 

まえがき   ちりもつもればお福箱 

第1章 響き合うこころ ちょっと気くばり ぽっと幸せ
 気ぃくばってうれしいのんは自分。気ぃつかってうれしいのんは相手。
 話すときあたまに、○○さん、って名まえつけて呼んどぉみ。 
 履きもんのあつかい一つで、信用されるか信用されへんか決まるんや。 
 十人十色ちゅうけど、言葉もちがえば言い方もちがう。愛情の表現もちがう。
 自分のええとこなんて、そんなん自分ではわからへんねん。
 おばあちゃんの魔法のコトバ・十八番 
1「出すもん出しや。食べるんはそれからや」
2「むーつきひーひー れっかてんてん」
3「かんちんまるこめ へのかっぱ」

第2章 自分を育てる 幸せになるふりかけ
 大人になっても、うれしいみつけるんやで。 
 こころ折れたら、からだ動かし。からだ折れたら、寝るんやで。 
 いったんちょいと、わきにおき。なんかするまえにわきにおき。 
 ばあちゃんの雲隠れ、わしが知らんでかい。 
 「よ〜し」言うたら、なんや、やらなあかん気ぃになる。 
 おばあちゃんの魔法のコトバ・十八番 
4「やったらええがな。失うもん、何がある? 」
5「ええがなええがな。どれでもええがな」
6「寝るは極楽。金要らず。起きて働く浮世のあほう」

第3章 時間の使い方 ちりつもばあちゃんは段取り名人
 なんでも段取り八分やで。早め早めに段取りしたら、
 ほんまにだいじなことに、気ぃようとりかかれるんえ。 
 ええ仕事しよ思うんやったら、しっかり寝よし。 
 ぜ〜んぶついで。生きてるついでや。
 何でもいっぺんにしいひんこと。動く仕事とすわる仕事の組み合わせ。この二つ。 
 細工はりゅうりゅう、仕上げを御ろうじろ。 
 六十越えたら老いじたく、七十越えたら死にじたく。 
 おばあちゃんの魔法のコトバ・十八番 
7「上見い下見い せ〜なか見て たんね」
8「じゅうの しま」
9「べんじょの かじ」

第4章 子育て 手塩にかけたおにぎり一つ
 いやや思ぉて仕事したら人生もったいないで。 
おばあちゃんに教わった五戒律。 
子どものうちは、できるだけ子どもでいさせたげるんやで。 
おばあちゃんは壁ちゃうえ。 
しゃあないなあ。ほな、代わりに… 
とにもかくにも、やらんならんこと、五分だけ手ぇつけとぉみ。五分だけ本気出しとぉみ。 
働きもんの手ぇは、働きもんにしか見つけられへん。 
おばあちゃんの魔法のコトバ・十八番
10「人間って欲どぉしい(欲ばりな)生きもんや もってるくせに、 新しいもんすぐに欲 しがる」
11「出さな はいってくるかいな」
12「みぃんな きいてきいてや」

第5章 
いのちを守る 明日もなんとかなるわいな

人の世は照る日曇る日柿若葉 ええ日もある。わるい日もある。 
なおらへん風邪はない。 
金は天下のまわりものちゅうけど、ほんまは、命は天下のまわりもの、なんや。 
水一滴があんたのからだつくるねん。 
なんでもぐるぐるまわってる。ものも、こころも、命でさえも。 
あんな、年寄りはな、やさしい言葉かけてほしいねん。正しい言葉はいらんねん。 
 あたしのできることは、あんたら若いもんにつなぐことちゃうやろか。 
家仕事っちゅうんは ただの用事や思たらあかんえ。 
おばあちゃんの魔法のコトバ・十八番 
13「家仕事しよし ほな、自分で自分のこときいてもらえるで」
14「あんたに言いたいことあったら 相手にもおんなじだけ言いたいことある」
15「せんならんもんは せんならん」
第6章  乗り越える ころばぬ先の知恵一つ
 答えの見つからへんもん探しなさんな。答えの見つからへんもん口にしなさんな。 
 あんたはどうなりたいんや? あんたはどうありたいんや? 
覚悟決めたら、道はぜったいひらけるもんやねん。 
全身できいたりや。口はさんだらあかんえ。言いたいことぜんぶ言わしたりや。 
子どもの苦労、とってしもたらあかんえ。
乗り越えられるよう見守ったらなあかんけど。 
おばあちゃんの魔法のコトバ・十八番 
16「かまへん、かまへん。命までとられへん」
17「あがってもさがっても 止まってもええんや」
18「だまされた思ぉて おばあちゃんの言うとおり いっぺん しとぉみ」
おわりに    おばあちゃんから届いたお祝いの手紙 




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